こんにちは。
池袋のボイストレーニング教室
vocal school RESOUNDの松永 英士です。
「ハイトーンボイスを目指せ!」シリーズ 第6弾です!
ハイトーンボイスを目指すにあたって、弱点と合わせて 改善に役立つ基礎練習の解説をしていきます。
テーマの続きからお話しします。もしまだご覧になっていないという方は 是非 以下のリンクから ご覧になってください。
そして今日は 、その「ハイトーンを目指せ!」シリーズのVol.6として、発声タイプ別のアドバイスを書いていきたいと思います。
当スクールでは 発声パターンを男性を「ナチュラルタイプ」、「ミックスタイプ」、女性を「ナチュラルタイプ」、「ファルセットタイプ」の計4つに分類しています。
ただし この記事では、典型的なパターン向けの大まかな説明になります。人によって 癖など様々です。レッスンでは、内容が更に細かくなりますのでご 了承ください。
そして、昨日は男性ミックスタイプの改善点の説明をした上で、「呼気圧を強くする」に触れました。
↓↓男性ミックスタイプの改善点↓↓
・軟口蓋をあげる
・呼気圧を強くする
・キープ力をつける
では、今日のトピック「キープ力をつける」にまいりましょう。今日は特に歌っている時に力が抜けやすい方向けの内容となっております。
さて、歌っている時に 音程が上がったりと ふとした箇所で、声が裏返ったり、なんだか変な声になったりという経験はないですか?
これは 自分が出したい音に対して声帯が追いついていない場合に見られます。
例えば、自分が出したい高さで声を出しますが、日によって直前でひっくり返ってしまう。または、アカペラなら出せるけど、カラオケでは うまく出ない等 自分のイメージ通りに声が出てくれない等、それは声帯の柔軟性とキープ力が足りない事が考えられます。
声帯のキープ力とは、ある程度 高い声を出す際 声帯はビヨーンと伸びます。しかし、伸びが維持できず急激に緩んだり、伸びた状態をキープする力がふっと抜けて スッポ抜けたようになったりします。そうすると、声も とたんに裏返ってしまいます。
これらの対策としての、声帯のキープ力を鍛えるトレーニングをご紹介します。
まずは、ちょっとずつ声を出しながら音程を上げていきます。
大きな声じゃなくて結構です。そして、言葉も「あーーーー」や「まぁーーー」などで大丈夫です。
少しずつゆっくりと音程を「あーー↑あーー↑ あーー↑」のように段階的に上げていきましょう。
すると、いずれ声が裏声のように抜ける箇所にぶつかります。そこが声帯を維持するための力が抜けてしまうポイントになります。
では、もう一度同じ行程で声を出してみましょう。そして、裏返る直前で音程を上げずにロングトーンで止めてみてください。
うまくキープできている音程から裏返る音程に変化する境目、そこが鍛えるべき部分なんです。
要は、そこを裏返らないように鍛える事で音域は広がりやすくなるということです。
やり方は、シンプルです。
裏返る直前で、ロングトーンで声を伸ばしてください。そのためには 、声帯を維持する筋力、息の安定感が必要となってきます。
最初は、不安定に揺れますが、徐々に安定感が出てくるはずです。うまく揺れなくなったら、更に音程を上げて、また不安定な箇所でロングトーンキープと繰り返してやってみてください。
出せる音から歌で使える音に変えていきましょう!
今日は、ミックスタイプの方の発声ポイントの3つ目をご紹介しました。
明日からは女性編にまいります!
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